500文字の心臓

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短さは蝶だ。短さは未来だ。

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【選評】共通点 - 空虹桜 URL

2019/11/18 (Mon) 00:14:14

「育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ」と唄ってたのはSMAPというか、
山崎まさよしですが、違うってもあの凶悪犯とアタシやあなたの違いは、
DNAレヴェルで見れば誤差の範囲だし、
そもそも、哺乳類はだいたい同じみたいなとこに行き着くので、
同一性というか、国民性とか県民性って馬鹿らしいなぁと、
ついつい考えてしまうのです。
しかして、競作である以上はタイトル以外に共通点の無い作品が並んで欲しいと思います。
我が儘ですかねぇ・・・

◎<共通点6>
>「中3の冬にね母親が倒
徹頭徹尾「彼女」に笑わせていて、一見よくある話なのだけれど、
途中に挟まれた件を踏まえると、
とくに最後の描写がすべて平仮名なあたり、とても当てこすりに読めてしまい、
そこはかとない悪意に正選を。
読みが穿ちすぎ?
計算であれば巧妙。だいぶ書ける人。
全部読んだら、他に入れられる作品無いし、
「悪意」は500文字だと珍しいので特選に昇格。

△<共通点2>
>彼と私は、意思を疎通す
好きか嫌いで言えば、大好きなんだけど、やっぱり粗に見えてしまうんだよなぁ。
どうして「器官」を認知できたのだろう?って。
もしも「私」の方が高次の存在(適切な日本語が思い出せないので代用)であるならば、
「私」は彼を理解できるんじゃないかなぁ。
最初から諦めているというより拒絶しているように見えるから、
最後のセンテンスに納得感というか、テンプレのように読めてしまう。
断絶を受け入れる方法は諦め意外にだってあるよ。

×<共通点4>
>船の妖精ロックとロ
流石にこれは無理。
三軸方向の単語としてロールとピッチとヨーがあって、同じような話をこの三語で書けちゃうもの。
ロールの方向はあってるけど、たぶん、三語使った方がオーディエンス形容としても豊かだし。
単にロックンロールを分解して並べたかっただけにしか読めない。乗り切れない。

<共通点3>
>アルシーシュルキュール洞
「km」かな?文字化けてるの。
ドキュメンタリーとして読むと、最後の一行が蛇足にあまりあるかな。

<共通点5>
>度胸試しが宏の仲間内で流
とても今な話で、アタシが評価すべきなのだけど、お題を見出せなかった。ごめんなさい。

<共通点9>
>あなたを一目見て、私
「沢田さんのほくろ」って知ってる?

【選評】共通点 - 水琴桜花 URL

2019/11/14 (Thu) 19:50:28

 こんばんは。今回のタイトルを選ばせてもらった水琴です。
『共通点』というタイトル案に惹かれたのは、二つの異なる事象から一致する部分を目掛けて、イメージを飛躍させるような物語を読みたいなと思ったからです。

 全体を通して気になったのは、抽象的な表現が多く見受けられたことでした。これはあくまでも私の解釈なのですが、イメージを広げようとして「ふわっと」した表現に頼ってしまうと、物語がどこに向かっているのかわからず、かえって想像力が萎んでしまうのかなと感じました。



○共通点3
>アルシーシュルキュール洞窟群には、

そんな中で、こちらの作品は『音』と『色』を使った具体的な描写だったので、感覚の深いところから想像力が刺激されました。歌の響きを通じて、かつて洞窟の壁画を書いた人たちの光景が蘇るようでした。「赤い顔料の点がひとつ、打たれていた」という描写も素敵です。
ただ、それだけに(作者に何らかの意図があってのことだとは思うのですが)、最後の一文は蛇足に感じました。もう少し自由に想像させてくれる余地を残してくれたら、迷いなく◎でした。


○共通点6
>「中3の冬にね母親が倒れたの。

「読みたい」と思っていた作風とはぜんぜん違いましたが、これは好きです。
こういう、共通点から感じられるささやかな幸せっていいですね。苦労された『彼女』さんにはこれからも幸せになって欲しいと思います。
穿った読み方かもしれませんが、ちょっとホラーの余韻も感じました。家族構成といい、『彼女』の昔語りには、これから起こることの「共通点」を暗示してるような……。
私としては「相違点」の方を活かして、かつての家族の因果を断ち切ってもらいたいなと思いました。


×共通点5
>度胸試しが宏の仲間内で流行り出した。

舞台設定や雰囲気には惹かれました。ただ、何度か読み返してみましたが、タイトルとの関わりがよくわかりませんでした(読み落としだったらすみません)。
いずれにしても、500文字の中に固有名詞4つはちょっと無理があったかなと思います。

すみません - 雪雪

2019/10/04 (Fri) 21:45:36

管理人様
掲示板に投稿しようとして選評掲示板に送っちゃいました。
削除キー設定していません。申し訳ありません。本稿と直前の私の投稿、削除していただけますようお願いします。

逆選王推参 - 雪雪

2019/10/04 (Fri) 21:31:46

水琴さん、正選王おめでとうございます。

まずはお題を。
おかわり自由です。

●共通点
●ずるずる
●どこかで見た

拙作に貴重な票と評をありがとうございます。
今回は伏線と伏線が補完しあい、作中でしっかり回収しあうように仕上がった(と思った)ので、ひさびさに投稿してみました。
しかしたなかさんのように、読み解こうとする意志を持った方に読みきっていただけなかったのは無念。

王視点の一連目、組織視点の二連目、王視点の三連目、組織視点の四連目という構成ですが、三連目の
「右腕からは分からない、一個でも意志を失わない胞が私を救った」を
「右腕からは分からない、一個でも意志を失わない精細胞が私を救った」と、しようかと思いましたが、読み解けたときのインタレストが低減すると思い、やめました。
この一文字の情報が加われば、解き進むことができるのではないでしょうか。

そういうわけでつとむューさん、この物語のなかでいちばんしぶといやつは、休眠のプレッシャーに逆らって旅を続け、ついにおのれの目的地にたどり着いた「王の精子」です。

自作語りが長くなりました。たなかさん一行目の台詞ですが、なおご不明で、ご希望があれば解説します。ヒントは「ダンピール」です。


【選評】しぶといやつ - たなか

2019/09/26 (Thu) 02:52:10

たなかです。
遅くなりました。すみません。
間に合いますようにと祈りつつ。


△しぶといやつ1
> 「母さんが大人になる頃きっと会いに来るよ」

理解しきれていない箇所もあるのですが、どうにもこうにも雰囲気が好きなので、次点で。
2 つ目の段落の「王の細胞は殺せない」~「王の不在が確定した」の部分が殊に好きです。
「母さんが大人になる頃」の謎が解けないのが悔しい。


○しぶといやつ2
> 「それでは、第46回漫画帝王賞の最終選考会を始めます」

線香で描かれているらしい原稿の面白さが伝わってきて、楽しく読みました。
真ん中の段落でもあまり黒々しい印象は強くなかったので、
結末もにんまりという感じで、よかったです。正選で。


×しぶといやつ4
> お貴族様のお屋敷だったのさ。だから前の前の前……もう一個くらい前だっけ?身分

目新しさは小さいかもしれないけど、丁寧にひとつひとつ積み上げていく文章で、
読ませられました。なので、ここまで期待感を高めてきて、オチがアリというのは、
ちょっと残念でした。逆選で。


△しぶといやつ6
> すべてが可能性だった。

雰囲気はとても良かったと思います。「そして試行錯誤が生まれた」とか、
それに続く 2 つ目の段落とか、「続いてきた~続いていく」とか、とても格好いい。
最後のオチをどう捉えるか次第かなと思うのだけど、自分的には残念でした。次点で。


○しぶといやつ8
>  追いつけないとわかっていながら、アキレスは亀を追いかけていた。

うまいなぁ。「神は半分遠ざかると」とか、「私は、何でも知っている」のくだりとか、
後ろから亀が追いついてきたりとか、そしてループしたりとか。
いちいち、うまいなぁ、面白いなぁ、と思いながら読みました。正選で。

【選評】しぶといやつ - 雪雪

2019/09/25 (Wed) 08:46:26

遅くなりました。おひさしぶりです。

◎<しぶといやつ8>
> 追いつけないとわかってい
おもしろい。
古代ギリシアの宇宙観だから天動説。
加えてアキレスは亀を見失っているので、追いつけるけど追い抜けない通常の「アキレスと亀」設定ではない。メインテーマはむしろ「飛矢不動の原理」である。

宇宙が、地球の中心を中心として回転しているとする。
静止している矢を亀がくわえると、亀以外の宇宙は回転してゆくので、見た目上亀は、宇宙の自転速度とおなじ速度で地球を一周する。言い換えれば亀の腹の下で、地球が勝手に回る。
これが亀がたちまちアキレスを引き離し、ほどなく後方からあらわれ、アキレスを追い抜いていった理由である。
(亀が前方にあらわれる地形に激突することを心配されるかもしれないが、スタート地点が赤道付近であれば、地球は遠心力で膨らんでいるので、亀は実質かなりの高所からスタートしていることになる。宇宙と地球の回転軸が一致している必然性はないから、亀は赤道と交差し赤道とは南北にずれた軌道をとる。標高の高い地形は局所に集中しているので、亀が無事一周できる可能性は高い)


「わたしはあきらめない。あきらめてなるものか!」
「あきらめなければ勝てるぞ。解釈をあきらめなければな」
「どういうことだ?」
「実は止まっている亀をおまえが追い抜いておるのじゃ。後ろ向きにな」

×<しぶといやつ6>
>すべてが可
この文脈で、とりたてて「しぶといやつ」としてカラスに言及する必然性がない。

【選評】しぶといやつ - 胡乱舎猫支店

2019/09/24 (Tue) 01:59:11

◯しぶといやつ9
>「出たっ! 早く、早く! ジェットスプレー持ってきて!」
「しぶといやつ」の代表格みたいなのが出てきてどうなるのかな?と思ったら…。確かに男女のカップルに対しては絶対やらない様なプライベートなしますものね。

◯しぶといやつ10
>行き違いの理由はいつもどおり些細なことだった。
今回のお題にこれほどぴったりなものはないのではないかと思いました。両者共しぶとい。

×しぶといやつ2
>「それでは、第46回漫画帝王賞の最終選考会を始めます」

面白いしぴょん太氏の力作が読みたい!のですが、しぶといのとはちょっと違うかな?と。

無題 - お名前

2019/09/24 (Tue) 00:58:26

〇<しぶといやつ1>
>「母さんが大人になる頃きっと会いに来るよ」
これはすごい。異様なしぶとさを感じました。

〇<しぶといやつ8>
> 追いつけないとわかっていながら、アキレスは亀を追いかけていた。
会話がおもしろかった。三者三様にしぶとさがありますね。

△<しぶといやつ5>
> ──負けた方は、勝った方のいうことを、一つだけきく。
「線香花火」が出てきた時はありがちすぎると思ったけど、後半でびっくり。

△<しぶといやつ10>
>行き違いの理由はいつもどおり些細なことだった。
驚くような展開はなかったけど、ストレートにおもしろかったです。

×<しぶといやつ7>
>なかなかどうして、しぶといやつである。
う~ん……。おっさんに受けがよさそう。

しぶといやつ6
>すべてが可能性だった。
ダジャレ……。×はひとつまでのようなので、無印で。

【選評】しぶといやつ - つとむュー

2019/09/23 (Mon) 23:53:41

〇<しぶといやつ7>
>なかなかどうして、しぶといやつである。
これは本当にしぶといやつですね(笑)
奥様の可愛らしい反応に、二人のなりそめをつい連想してしまいました。

〇<しぶといやつ10>
>行き違いの理由はいつもどおり些細なことだった。
やつの根性に感服しました。
主人公は、実はやつのことが好きなんじゃないでしょうか。面白かったです。

△<しぶといやつ4>
>お貴族様のお屋敷だったのさ。
「お貴族様」というのが良かったと思います。
これが「お殿様」だったら・・・ちょっと怖いですね。

△<しぶといやつ6>
>すべてが可能性だった。
まさかのダジャレとは!?
あの鳥は確かにしぶとい感じがしますね。

×<しぶといやつ1>
>「母さんが大人になる頃きっと会いに来るよ」
とても気になる作品でした。
しぶとい部分が設定された世界観なのか、
それとも主人公の意思の部分なのかが上手く感じ取れなかったので、
×にさせていただきました。

以上、よろしくお願いします。

【選評】しぶといやつ - よもぎ

2019/09/23 (Mon) 16:24:58

よもぎです。選評のみ参加です。もはやカクカク詐欺師です。

×<しぶとい2>「それでは、第46回漫画帝王賞の最終選考会を始めます」
オチは上手い!と思いましたが、超短編的には少し説明が多いように思いました。
今回、自分としては逆選選びが難しかったなか、この作品にさせていただいたのは、票を入れた以下の3作品以外に、読んで印象に残ったのがこの作品だったので、敬意を込めて逆選を入れさせていただきました。

△<しぶとい5>──負けた方は、勝った方のいうことを、一つだけきく。
『線香花火』という夏の定番エモい素材からの『神話』という大きな広がりを見せる作品。もうひとつ正選枠があったら推したのに。△で。

○<しぶとい6>すべてが可能性だった。
ダジャレだけど、やっぱりそれが効いていると思います。「黒い鳥」だけだと情緒的すぎるというか輪郭がぼやけるところ、「クロウ」と言葉にすることで、しぶといしたたかな生き物が具体的に連想されてカッコイイです。○で。

○<しぶとい10>行き違いの理由はいつもどおり些細なことだった。
あはは、しぶとい!徹底的にやっつけるのがナンセンスでイイです。良質の超短編。○で。


500文字の心臓よ、しぶとくあれ。


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